いくちゃんとパルパルの泉

 



「ぶんぶんぶん」といえば、ドイツだかチェコだかで作曲された民謡ですが。

 
ほら、よく「はるちるがるとるぶる」って、間に「る」を挟む遊び、やりますよね。やらないか? 
(ちなみに私は「春散る我る捕るブルー」という詩を書いたくらい、この鼻歌をよく歌う)
 


今日はそれを育子に伝授。
素人・桜木いくこ、やはり驚異的な勢いで気に入ってしまう。

 
それからというものの、一日中 

  
「トルイルピルアルノー」(トイピアノ) 
 
とか、
 
「ねえー、おるひる、えーと、るるごるはるんる〜」(お昼ごはん〜) 

とか、 
 
まったくしち面倒くさい状態が続いております。
 
 
 
 
教えた私がいけないのですが、入稿の近い仕事を抱えた私です。 
今日ばかりは相手してらんねえべらんめえと、できるだけシャットアウト。
 
 
「ねえ。 
 ねーえ、ねえってばー。」 
 
 
 シャットアウト、シャットアウト。 
 我は草なり、いや、無なり。色即是空・・・ 
 
 
 
「ねえー、パルパル〜」 
 
 
 
パ、パルパル!!!! 
 
 
  
 
・・・かわいすぎる。 
 
 
 
 
 
かわいさとはときに、人を仕事から遠ざけてしまう。 
 すでに時はアフター・アフターヌーンをむかえており。
そんなパルパルの泉に沈んだ男の締め切りカウントダウンは、今も無常に鳴り響いている。