2007-08-01から1ヶ月間の記事一覧

いくちゃんと夏のつごもり

夏休みの最後を締めくくりますは、、 ばあ!べー。きゅう! でございますよ。この夏、二回目ですね。 「ばあ!べー。きゅっ。うー、・・・ばあ!」 上記の擬音で朝からごきげんの育子姫。 晴れてよかったね。 こんな日には、音楽もかけなくてはね。 育子の好…

いくちゃんと秋のごあいさつ

かなかなかな・・・ ヒグラシの鳴く声。 わたしは、夏の終わり頃に鳴く虫の声が好きだ。 誰が季節の終わりを決めて、誰が四つの季節に分けたんだろう。 春、夏、秋、冬。 どれが欠けたって、そう、育子流に言えば「全然いい子じゃない」。 「ねーパパ、ねー…

いくちゃんとみねぱぱの日

今日は私たちの友人、みねぱぱの誕生日。 朝から下北沢などにせりだして、誕生日プレゼントをさがします。 育子に何が良いかね?と聞いてみたところ、「おはな!」というお返事。 花か。 誕生花、季節の花、花言葉に心を寄せて・・・ などとぐーるぐる巡り考…

いくちゃんと墨(いくぼく)

なんとなく夕方にすることがなくて、今日はみんなで習字をやりました。 テーマ「夏」 私「夕立」 汐「麦茶」 育子「うみ」 テーマ「夜」 私「星座」 汐「網戸」 育子「くろ」 テーマ「好きなもの」 私「サーモン」 汐「ピノ」 育子「おと」 最後に水墨画(も…

いくちゃんとおまちがいさんたち

「♪おまちがいさんは おまちがいさんは どっこでしょおー? こっこです ここです こーこですよお〜♪」 これは私の弟が小さいときによく歌ってた歌。 誰かいけないことをしたときに歌う。 音階もしっかりおぼえてるので、いくちゃんトイピアノ集に加わりまし…

いくちゃんとお空のラケット

今日は天気がいい(この夏、本当にあついです、)ので、育子とバドミントン。年齢の割には上手な育子。 小さめのラケットが旅に出たての勇者みたいでかわゆし。空色のラケット。 「そ、お、れ!パパ、羽ちゃんいきました!」「ほいっ!」「びゅーん!ふたつ…

いくちゃんとすうぷ

行きつけのお店「ひゅっじ」では店主がギターでボサノバを奏でてくれます。ジョアンもご自身の曲も、素敵な声とつま弾く音が重なってとても心地よい。 「カレーチャウダー」は全然辛くない。具沢山の野菜が優しくしているのでしょう。育子はトマトのビスクが…

いくちゃんとカードたち

何かの付録だったんだと思う。 裏がトランプになっているそのカードには、イチハラヒロコみたいなゴシック体でさまざまな言葉が書いてある。 たとえば、 「モヘンジョダロには、」 とか、 「二酸化マンガンには、」 とか書いてあり、この対になるカードがあ…

いくちゃんとパルパルの泉

「ぶんぶんぶん」といえば、ドイツだかチェコだかで作曲された民謡ですが。 ほら、よく「はるちるがるとるぶる」って、間に「る」を挟む遊び、やりますよね。やらないか? (ちなみに私は「春散る我る捕るブルー」という詩を書いたくらい、この鼻歌をよく歌…

いくちゃんとジンジャ・行っちゃう?

カフェを営む友人・ヨウコさんの作る「黒蜜のジンジャーエール」は、育子も私も、夏の大好物大賞に認定する予定。 暑いのはちょっと困りますが、こういう冷んやり美味しい飲みものが喉元を過ぎていく瞬間は、やっぱり幸せ。 いっつもいっつも思う、にべもな…

いくちゃんと五歳の海

♪うみとカニちゃんお友だち うみといくちゃんお友だち カニちゃんってば 知らなーいの?いくちゃんのこと じゃあ待ち合わせね やくそくちゃんね かにちゃんは横歩き いくちゃんはまっすぐいくね 前回のはじめてちゃんの海から、加速度的に海を経験した育子。…

いくちゃんとにくちゃんの残暑見舞い

さて夏休みもあとわずか。 うーんけれども、この残暑の厳しいことよ。 今年は暑中見舞いを送りそびれたので、残暑見舞いにと、畑でとれたにんにくを送ることにした。 まだあついですね、 おげんきですか、 ごめんおくれます、 とあきがいっておりました もう…

いくちゃんとサヨナラの匂い

さて、再び東京です。 出発のとき、育子はウワンウワン泣いて大変でした。 「なんでーーーよ。帰らん! いくこがナバ、採りにいかんばとやもん!」 そう叫びながら縁側の柱にしがみついて、動こうとしない。 飛行機の時間が迫る。 困った顔のひいちゃん。 さ…

いくちゃんと短いおはなし その2

真っ白のもやもや。 この村の朝には、いつでも白いもやがかかっている。 レースのカーテンを突っ切るように、柔らかくもやをかき分けながら、ひいちゃんは歩いていました。 「ひいちゃん、待って」 いくちゃんは眠たい目をこすりながら背中を追いかけます。 …

いくちゃんと光の線

おはよう! いくちゃんはいま、長崎の子どもでーす。 東京にいるときは、東京の子どもでーす。 あのね、長崎にはね、海も泊まりにきてるよ! ひいちゃん家のすぐ近くにいるから、いちにんのりの車で遊びにいきます。 海のずっとずっとはじっこのほうにはね、…

いくちゃんとマッタク・オラヘンの森

早起きして、くぬぎの森へ。 ひややりとした朝5時の空気は、新宿はしご酒明けのそれとは、やはり似ているようで似ていない。主に匂いの問題だけど。小さい頃、よくカブト虫を採りにきた。 蜂蜜を塗っておくと、色々な虫が集まる。 恐ろしいスズメバチやハン…

いくちゃんと精霊のふね

長崎では「精霊ながし」というイベントが行われる。 初盆の場合、親族が寄り合い船を作って、景気よく爆竹を放り投げながら、市の中心地まで担いで歩く。 長崎市ほどの規模はないが、佐世保でも行われる。 今回は叔父の初盆だったため、男衆は珍しく一堂に会…

いくちゃんと繰り返されないリヤカーの旅

我が家族のお盆とは。 大人は半覚醒の変温動物のようにノソノソと居間や寝室を這い回り、 子供はリポビタンDのCMよりもファイティングポーズが整っている。例に漏れず私は居間のリクライニングチェアをキリキリと鳴らしながら、縁側ではしゃぐ子供たちを眺め…

いくちゃんとナバ採りの朝

朝。 「おはよう。いくちゃあん、『ナバ』採りん、行くたい」 じいちゃんから声がかかる。 ぷわぷわと見えない眠気の泡を立てながら、育子も寝ぼけた目をくるくるさせる。 「な、ば。 おはよう。 なぁ、ば〜?」 どうやら育子のはじめてちゃんは、「ナバ」採…

いくちゃんとひいちゃん亭

私のじいちゃん家が、今の私の実家です。じいちゃんも齢85才にしてまだ顕在。 私の自宅はこの佐世保の家をモデルにして作った。 いつかこんなふうに、懐かしい居場所になるように。 縁側の柱には身長に沿って、私や姉弟、いとこの名前が刻んである、昔なが…

いくちゃんと旅のじゅんび

お盆といったら次にくる言葉は帰省。長崎は佐世保が私の実家である。からだの大きさの順番に並んだ、私、汐、育子の荷物。育子は今年、イチゴ柄のトラベルバッグを買ってもらったから、おお張り切りで荷造り。 「おばけちゃん(絵本)は置いていくね。くもの…

いくちゃんといくちゃん会議

育子はお茶が好き。緑茶。渋いお子よのぅ。 新茶の頃などさらなり。 もう夏ですが、お茶を淹れると喜ぶ。コーヒーは苦手。 緑色が好きなのもあるのかもしれない。 みねぱぱもね、学生のときはみどりーの髪の毛したりしてしてたんだよ。 そう伝えると、 いく…

いくちゃんといくちゃんへの祈り

今日は長崎に原爆が投下された日で、1102には黙祷をします。 「原爆」は長崎の子どもにとって拭い去れない「環境」の一部です。 戦争と平和の意味を知る、それもそうですが、それ以前に幼き頃からくり返される平和に関する言葉や集会や見学や被爆者講和…

いくちゃんとゆり子のような愛

私は自宅にいることが多いが、勿論離れなくてはいけない仕事も沢山ある。 保育園を営む友人が近くに住んでいるので、どうしても人がいないとき(大概家には人がいるが、)に、育子をお願いする。 ある保育園の帰り路、育子、 「ねー、パパ。 マキロンは。マ…

いくちゃんとセッション仲間

弟は近所に友人と住んでいて、しばしば私の古民家に遊びに来る。 何日か泊まることもあるし、客人が多いときには召集して手伝わせたり遊んだりする。 弟はウッド・ベースを弾くので、育子とは音楽仲間だ。 ニワトリとかも家には何羽かいるので、ブレーメンの…

いくちゃんとカンバセーションピース

IKEAに買い物に行きました。 育子用(ほぼ自分用)の絵本棚を増築するために、天板や支えを買いに。 途中はぐれて行方不明になった、と慌てたが、天蓋付きのアラビア風ベッドの中で、完全に隠れみの術を使っていたにんじゃ。 私もはじめてちゃんのIKEA、本当…

いくちゃんとカンブリア

弟の地学の教科書、「地球と宇宙」を眺めている。 5億年前のカンブリア紀、身体の大きさが数センチ程度の新しい生物が、突然多数出現したという。 海老みたいなアノマロカリスの復元模型をお手本に、育子も新生物をスケッチ・ブックに書いている。 育子のな…

いくちゃんとゆめのさかな

いくちゃんね、おさかなさんの夢をみた、ね。おっぽのほうがものすごい虹の色なってて、口ばし(?)はビルみたいだった。 ビルってでっかいよ。「ふとかな」っても言うよ。 いくちゃん、都庁のぼったことあるよ! それでビルだーって言ったらね、 パパがあ…

いくちゃんとミズリンゴ

長い言葉メモ。 「まほうのぱんぷきん」 「どらごにっく・おーら」 「かいなんだいふぞくこうこう」 「びっくりはちみつぱるふぇ」 うーん、偏っているなぁ。 茨城県から大量の梨が、届きました。 私は茨城でも仕事をしているし(主に農作業)、ゆくゆくは茨…

いくちゃんと邪な私の命

育子とお隣のソイ(豆)ちゃんと、今日はピクニック・ランチ。 奇跡的に日陰には、涼しい時間帯があった(みんな口を揃えて今日は暑かったというけれど、たしかに、その時間は私たちに訪れた)。 ソイちゃんが雨曇りの群馬にキャンプに行ったので、 道具を乾…